特別対談 特別対談

Special Talk Session 03

BUSINESS MODEL

セブンシーの理念、哲学を伺ったところで、次はセブンシーのビジネスモデルや業務フローなど、具体的なお話をお聞かせください。まず、「ものづくり市場」を利用されるお客様のメリットを整理していきたいと思います。営業トークを交えて、ご説明いただけますか。

はい。通常、お客様は、設計者もしくは資材部門の方が、種々の部品を調達するのですが、人手不足や技能・技術の承継が上手くいっていない状況あるお客様では、調達先の選定や振り分けに苦慮されている場合があります。私どもはそうした作業から請け負います。さらに最適な外注先を選定し依頼をかけ、ものづくりの工程をマネジメントしていきます。外注先は、玉山工業が長年に亘って築き上げてきた協力パートナーさんで、それぞれに得意分野があります。また、その時点で業務が非常に立て込んでいて今は受けられないとか、この機械だけは空いていると言った相手方の詳細を把握できる関係というのも当社の強みです。後者は納期や品質に関わる重要な確認事項で、そういう細かいところを理解し把握して、ベストな外注先を、お役様に代わって選定して差し上げるという点が、このサービスの長所になります。

ご発注者は、ものづくり市場の担当者にコンタクトをとるだけで、ものづくりの進捗度合いを確認できます。ご自身で何社も管理しなければいけなった状態から解放され、本業に専心できるなど、業務効率が格段に改善されます。

これまでの課題点が解決され、トラブルやリスクも回避できる。そんな期待が持てる仕組みですね。それでは、外注先となる協力パートナーさんにとってはどんなメリットがあるのでしょうか?

ものづくりをするには、設計者の意図を正確に酌み取る必要があります。その意図が反映されているのが図面です。しかしそこに読み手によっては、そこに込められた暗黙の了解の指示、ものづくりの手順に関しての想定を、把握できない、あるいは認識の一致しないことがあります。その辺りの情報を、ものづくりをよく知る当社側から確認し、整理して、外注先に的確に伝達します。そうすることよって外注先の協力パートナーさんは、造ることに専念できる利点があります。機械に乗せてから都度確認をしなければならないようなロスが避けられますから、スムーズにものづくりができます。

特別対談
特別対談

なるほど、ご発注されるお客様、外注先となる協力パートナーさん、双方にメリットがあるということですね。さて、製品は、お客様に外注先から直接納品されてしまうのでしょうか?

いえ、それは違います。必ず当社に納品していただき、我々が責任を持って、全品検品を行います。万一、不良が見つかったときは、そこで対策を講じてから納品することによって、お客様の安心を担保いたします。

前段の復唱になろうかと思いますが、セブンシーにとって、玉山工業はどんな存在になるのでしょうか。

玉山工業はあくまで外注パートナーの一つです。ただし両社が同じ館に存在していますので、セブンシーにとっては良き相談役になってもらい、また加工現場を日々見ることができることから、最新の加工ノウハウを習得、吸収する研鑽の場になります。

とても心強い存在になるということですね。セブンシーの業態、仕事の流れがよくわかりました。