Special Talk Session 02
「タマヤマの問答と哲学」
少しつっこんだ質問になりますが、「ものづくりをしない」となりますと、玉山工業の社員さんからしますと、自社の行く末に不安を感じたりしないのでしょうか。
いえ、それは違いますね。玉山工業のお客様は、玉山ブランドの良さ、強みをよく理解してくださっていますので、玉山工業の地位が揺らぐことはないと考えています。またこれまでも自社で請け負うよりもよい製品を納めることができると判断した場合は、クライアント・ファーストの視点に立って、協力パートナーを紹介する、あるいは当社から再委託する形を採ってまいりました。したがって、セブンシーでは、玉山工業のお客様に提供してきたサービスを、これまでご縁のなかったご発注者様にも提供することができることができますし、そもそもそういう狙いに沿って立ち上げた会社です。
ということは、ものづくり自体は否定されないということですね。
当然です。セブンシーがお客様からのニーズを一手に受けることができれば、結果として、外注先となる協力パートナーのものづくり事業は、より活性化します。それは玉山工業とて同じことです。お引き合いをいただいた案件の中で、玉山工業がベストパートナーであるということが明らかであれば、玉山工業に外注することになり、結果として玉山工業も潤います。
プラットフォームとはそういう意味なのですね。
ご依頼いただくお客様と、優秀な技術者、職人さんを有する全国のものづくり企業とをつなぐサービス。ものづくりの橋渡し、つまりプラットフォームということです。
目標はどんなところに置いておられますか?
ものづくりの業界に、スピード感、便利さ、そして元気と希望をもたらす、革新的な会社にしてまいりたい思います。それは先代が掲げた企業理念、「人類の叡智を結集し、関わる全ての人々と幸福を共有し、生きた証を刻みます。仕事を通じて魂の深化に努め、人間として成長します。」、そして「社会のパラダイム変化を捉えて次世代を担う人材を育成し、より良い社会づくりに貢献します。」という企業理念の体現に他なりません。
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